令和6年度組織基盤強化支援事業への公募
(公社)日本フェンシング協会では日本スポーツ振興センター(JSC)令和6年度組織基盤強化支援事業の申請に
伴い、企画・実施に支援して頂ける業者を公募しております。
納期:JSC助成金交付申請書提出 3月15日(金)締切
応募締切:2024年3月5日(火)17時まで
問い合わせ先
toiawase@fencing-jpn.jp
助成金実施状況
主な助成金・補助金
JOC選手強化NF事業
本会(JOC)加盟競技団体が強化戦略プラン等に基づき、計画的かつ継続的に実施する選手強化事業に対して補助し、国際競技力の向上を図る。
JSCスポーツ振興くじ助成
誰もが身近にスポーツに親しめる環境づくりから、世界の第一線で活躍する選手の育成まで、スポーツの振興を目的とした助成
JSCスポーツ振興基金助成
スポーツの競技水準の向上・スポーツの裾野拡大を目的とした助成
令和4年度
JOC選手強化NF事業
- 総括
- 本年度の事業成果としては、まず選手強化活動事業を最大限活用し、世界選手権大会において江村美咲(女子サーブル種目)の個人優勝を含む計5個のメダルを獲得したことが挙げられる。また、U20、U17のアンダーカテゴリーにおいても世界ジュニアカデ選手権大会において金を含む計5個のメダルを獲得し、中長期的な強化が順調に遂行できていることを確認できた。年度を通して行われるワールドカップや国内外の合宿においても選手強化活動事業や次世代アスリート育成強化事業、新型コロナウイルス感染症対策事業を最大限活用させて頂き、選手のコンディション維持に努め、ワールドカップでも過去最高の10個を超えるメダルを獲得することができた。
- 選手強化活動事業
- ●事業数 全27事業
- ●国内合宿及び再開され始めたワールドカップへの参加。
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- 次世代アスリート育成強化事業
- ●事業数 全20事業
- ●国内合宿及び海外合宿
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- 新型コロナウイルス感染症対策事業・新しい生活様式での選手強化活動事業
- ●事業数 全34事業
- ●遠征や合宿の際の新型コロナウイルス感染症の予防や抗原検査に係る検査費用等の補助
JSCスポーツ振興くじ助成
- タレント発掘・一貫指導育成
- NAVI事業
- ●事業数 全37事業
- ●国内での若年層に向けた各種合宿
- コロナウイルスにより競技会を経験していない選手もいた中、実践に近い試合形式や指導者による日本代表の練習内容の経験付与をすることで合宿成果を発揮する競技会において優勝や上位入賞を果たす選手が増えてきた。各種目、各世代の定期的な国内合宿を通して国内競技力の底上げができてきた。競技面以外でも合宿ごとの栄養指導、世代別の心理指導や全体に向けた怪我予防や体づくりのためのトレーニング指導も定着したことで、全体的に意識の向上や活動内容に変化が見受けられた。
- ドーピング防止啓発活動推進
- アンチ・ドーピング教育・啓発活動
- ●事業数 全2事業
- ●国内合宿等でのアンチ・ドーピング研修の開催
- 合宿に参加した選手、保護者、コーチ、スタッフに対してアンチ・ドーピングの講習をおこない、アンチドーピングに関する情報を伝え、アスリート本人及び家族が日常生活の中で注意する点について周知することができた。
- ドーピング検査
- ドーピング検査推進事業
- ●事業数 全2事業
- ●各種大会でのドーピング検査の支援
- 第75回全日本選手権大会(個人戦)・2022年高円宮杯フェンシングワールドカップ東京大会にて検査を実施。
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- スポーツ教室、スポーツ大会等開催(スポーツ)
- 2022全日本ベテランフェンシング選手権大会
- ●3月開催
- 昨年に引き続いて世界ベテラン選手権の選考会を兼ねたこととコロナ対策の緩和に伴い、参加者は昨年の約2倍となった。代表選考会を兼ねることで競技者の意欲を掻き立て、競技者の増加や参加者の競技力向上が見受けられ競技の普及と発展の効果があったと感じた。
- 2022第8回全国中学生フェンシング選手権大会
- ●7月開催
- 昨年と同様、例年にはない出場制限と新型コロナ感染症拡大の影響から参加者が大幅に減少する見込みであったが、当初の予想を大幅に超える参加申込があった。引率者の制限や応援の禁止、試合終了後の速やかな退館等々、従来とは違う対応を参加者に求めたため反発もあったが、大会後にコロナに感染した選手・関係者は報告されておらず、種々の対策が功を奏した結果と言える。
- 2022第8回全国小学生フェンシング選手権大会
- ●9月開催
- 昨年より感染症対策への厳しさは緩和されたが、万全を期し開催した。入場者・出場者ともに可能な範囲で制限をかけ、選手及び引率者には大会2週間前からの健康チェック、感染防止シールドの配布や会場内の選手の動線を指定するなど最大限感染症防止に努めたことで、大会期間中・終了後も陽性者が出ることなくより洗練された競技会運営ができた。
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- 組織基盤強化事業
- スポーツ団体ガバナンス強化事業
- スポーツ界における暴力・ハラスメント等の問題、審判員におけるコンプライアンス、職員内でのハラスメント等の問題を具体的事案に照らし、それぞれの対象者に向けてその影響や法的問題点について考え、知る機会となった。
JSCスポーツ振興基金助成
- 競技会開催(競技力向上活動)
- 2022高円宮杯フェンシングワールドカップ
- コロナウイルスが蔓延してから3年ぶりの開催となった。海外からの入国制限が緩和されたことに加え、2024年パリオリンピックに向けた各国の国際ランキングポイント獲得の動きもあり、強豪国や近隣諸国からもほぼ例年通りの規模での開催が実現できた。
- 海外選手の受け入れや有観客のコロナ対策など運営体制について関係各所と連携して安全の確保が確立できた。また、コロナ禍で海外派遣が未だ制限される中、国内開催の国際大会で、日本チームが個人・団体でメダルを獲得するなど、2024年のパリオリンピックに向けて国際競技力の確認の場となり、国内外の選手にとっても良い効果を与えることとなった。
令和3年度
JOC選手強化NF事業
- 総括
- 東京2020大会後の新シーズンは各種目の大会中止や延期が相次ぎ、当初の海外派遣の予定から期間や派遣場所の変更などが生じて難しいシーズンになった。そのような中、事業全体を通して2024大会に向けての非常に良いスタートを切ることができた。東京2020大会後のシーズン開始から全種目で既に6個のワールドカップメダルを獲得しており、このメダル数は過去にない好成績であると共に、5種目の各個人団体でメダルを獲得し日本代表全体のレベルアップを証明した。
- 選手強化活動事業
- ●事業数 全28事業
- ●国内合宿及び再開され始めたワールドカップへの参加。
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- 次世代アスリート育成強化事業
- ●事業数 全29事業
- ●国内合宿及び海外合宿
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- 新型コロナウイルス感染症対策事業・新しい生活様式での選手強化活動事業
- ●事業数 全39事業
- ●遠征や合宿の際の新型コロナウイルス感染症の予防や抗原検査に係る検査費用等の補助
JSCスポーツ振興くじ助成
- タレント発掘・一貫指導育成
- NAVI事業
- ●事業数 全17事業
- ●国内での若年層に向けた各種合宿
- スポーツ活動への制限が解除され、徐々に活動状況も例年通りと期待されていたが、五輪前後および年末年始の国内感染拡大の影響により、計画されていた合宿の中止が相次ぎ予定通りの実施が叶わない場面が多々あった。少ない実施回数の中で技術指導、実戦練習に加え、オリンピアンによる指導・講習も実現でき選手のモチベーション維持につながり、新しい取り組みの成果となった。また、各世代の代表輩出は予定していた競技会がコロナの影響で中止となったため当初計画より減少したが、事業の対象者から継続的に輩出されており成果となっている。
- ドーピング防止啓発活動推進
- アンチ・ドーピング教育・啓発活動
- ●事業数 全4事業
- ●国内合宿等でのアンチ・ドーピング研修の開催
- 主に合宿参加者の保護者らに対してアンチ・ドーピングの講習をおこない、アンチドーピングに関する情報を伝え、アスリート本人及び家族が日常生活の中で注意する点について周知することができた。大会会場でのアウトリーチプログラムも予定していたが新型コロナウィルス感染症により、大会会場が無観客かつ参加選手や入場者の大幅な制限を行っており、試合後の速やかな退館を促していたことから、アウトリーチプログラムを行うことが出来なかった。
- ドーピング検査
- ドーピング検査推進事業
- ●事業数 全1事業
- ●各種大会でのドーピング検査の支援
- 第74回全日本選手権大会(個人)でドーピング検査を実施した。その他、ドーピング検査を予定していた大会は新型コロナ感染症の影響により全て中止となった。
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- スポーツ教室、スポーツ大会等開催(スポーツ)
- 2021全日本ベテランフェンシング選手権大会
- ●3月開催
- 新型コロナ感染症蔓延のため、毎年開催していた選手権大会(個人戦)は3年目の開催となった。対象年齢層にとっては大規模競技会は少ないため、今回全国レベルの大会を開催したことは広く歓迎された。コロナ禍の下での大会開催であったため、出場選手(エントリー)数は100名前後と予測したが、結果は140名となり期待していた選手が多い事を実感した。2020Tokyoの影響もあったようで、最新の国際ルールの元に競技を行うのは大きな意義があったと思われる。
- 2021第7回全国中学生フェンシング選手権大会
- ●7月開催
- 昨年は新型コロナウィルス感染症拡大により中止となった本事業であるが、今年は感染症対策に万全を期し、開催することとなった。入場できる人数に可能限り制限をかけ、試合終了後は速やかに退館を促した。選手及び引率者には大会2週間前からの健康チェックを義務付け、大会会場でも選手の動線を指定するなど最大限感染症防止に努めた。2019年末に端を発したコロナ禍において、全日本選手権でさえ厳しい出場制限を科している現状ではおそらく今大会が日本最大規模の試合となると思われるが、大きなトラブルもなく無事大会を終えることが出来た。
- 2021第7回全国小学生フェンシング選手権大会
- ●12月開催
- 昨年は新型コロナウィルス感染症拡大により中止となった本事業であるが、今年は感染症対策に万全を期し、開催することとなった。当初は10月に鹿児島県での開催を予定していたが、新型コロナウィルス感染症の再拡大を受け、12月に延期された。入場できる人数に可能な限り制限をかけ、試合終了後は速やかに退館を促した。選手及び引率者には大会2週間前からの健康チェックを義務付け、大会会場でも選手の動線を指定するなど最大限感染症防止に努めた。参加選手には入館時に抗原検査を行い、帯同者には陰性証明の提示を求めた。大会後、新たな陽性者が出ることもなく無事大会を終えることが出来た。
JSCスポーツ振興基金助成
- 競技会開催(競技力向上活動)
- 2021高円宮杯フェンシングワールドカップ(中止)
令和2年度
JOC選手強化NF事業
- 選手強化活動事業
- ●事業数 全6事業
- ●新型コロナウィルス感染症により国際大会が軒並み中止となったが、東京五輪に向けてのFIE国際ランキングを確定させる最後のワールドカップの開催が各種目で決定したので全六種目でそれぞれワールドカップに参加した。助成金の用途は遠征に係る渡航費・宿泊費関連が主であるが今年度は例年に加えて感染症対策に係る費用や帰国後2週間の隔離期間に係る費用など多岐にわたった。
- 次世代アスリート育成強化事業
- ●事業数 全21事業
- ●新型コロナウィルス感染症により国際大会が軒並み中止となり、日々の練習も満足にできない状況であったが、感染症に最新の注意を払いながら最大限の対策をし、国内での合宿を行った。助成金は主に旅費、宿泊費、体育館等の借用料、栄養管理された食事の提供等に使用された。可能な限り一般の方々との接触や三密を避けるためにレンタカーの使用や、バスのチャーターなども行った。コロナ禍でありながらも選手の競技力を落とすことなく各種大会に参戦できたのはこれら国内での合宿の賜物である。
JSCスポーツ振興くじ助成
- タレント発掘・一貫指導育成
- NAVI事業
- ●国内外ともにすべての大会が中止され、競技力を図る場がない中、感染症対策ガイドラインや対策を実施しながら合宿を計画・遂行できたことが今年度は大きな成果となった。競技会のない一年となり、選手はモチベーションの維持に懸念を示していたが、合宿活動の中で模擬試合を実施し、競技力の向上や現時点での実力の確認を行えたことは次年度の競技会再開に向けてもモチベーション維持に繋がり、一つの成果となった。助成金は主に参加選手・スタッフの交通費や宿泊費、各種借用料や講師の謝金などの合宿の開催に関わる費用に使用された。
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- ドーピング防止啓発活動推進
- アンチ・ドーピング教育・啓発活動
- ●コロナウイルス感染症の影響で、事前の計画どおりに実行することはできなかったが、オンライン形式の講義の機会を設け開催機会の確保に努めた。来年度以降も可能であればオンライン形式の講習を実施していきたい。助成金は講師の謝金等に使用した。
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- ドーピング検査
- ドーピング検査推進事業
- ●全日本選手権個人戦決勝大会においてドーピング検査が実施された。本検査は(一社)J-フェアネス機構の要請を受けて(公財)日本アンチ・ドーピング機構が検査を実施しFJEから検査全般の調整と公正を担保するためNF代表としてアンチ・ドーピング委員会の人員が派遣された。助成金はNFから派遣された人員の交通費と謝金に使用された。
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- スポーツ教室、スポーツ大会等開催(スポーツ)
- 2020全日本ベテランフェンシング選手権大会(中止)
- 2020第6回全国中学生フェンシング選手権大会個人戦(中止)
- 2020第6回全国中学生フェンシング選手権大会団体戦(中止)
- 2020第6回全国小学生フェンシング選手権大会(中止)
JSCスポーツ振興基金助成
- 競技会開催(競技力向上活動)
- 2020高円宮杯フェンシングワールドカップ(中止)