公益社団法人 日本フェンシング協会

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東京2020オリンピック大会延期決定に伴う選手コメント

2020年3月31日

公益社団法人 日本フェンシング協会

 

東京2020オリンピック大会延期決定に伴う選手コメントについて

 

  平素より当協会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。

 また、新型コロナウィルスに罹患されている皆様の一日も早い快復を祈念するとともに、その拡散と懸命に戦っている医療関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。

 

 以下にて東京2020オリンピック大会の開催延期の発表を受けたフェンシング日本代表選手のコメントを発表致します。先般既に発表しております通り、延期後の日程で開催される大会にむけた代表選考については、当協会としては国際フェンシング連盟(FIE)の決定を待つ必要があります。選手が安全な環境下、ベストなパフォーマンスが発揮できるよう、引き続き選手と共に努めてまいります。

 

【質問】

 ①今現在の心境

 ②1年程度の延期が決まった際の思い

 ③今後の代表選手選考について

 

【佐藤希望(女子エペ)】

 ①発表前は、中止はショックだな、1年後なら頑張ろうかな、2年後だったら引退かな、などと考えていました。あと4ヶ月のところまで追い込んで練習してきたのであと1年は長いなぁとも思いますが、決まったからには頑張ります。

 ②主人に電話して『1年後だね、もう少し頑張るわ』と伝えました。

 ③何も決まっていませんが、今までやってきたことを信じてしっかり準備するだけです。

 

【松山恭助(男子フルーレ)】

 ①今自分にできることを精一杯やり、自分の中での憶測で行動しないよう心がけています。

 ②1年後には今よりも更に強い自分でありたいと考えています。今の世界の状況については、早く収まって平和が戻ってほしいと思いますが、自分にとってはより強くなる期間を与えられたと捉えています。

 ③個人的には国内、世界で強い選手を派遣するべきだと思います。自分自身が今以上に強くなることはもちろんですが、再選考となることも想定して準備をしています。

 

【江村美咲(女子サーブル)】

 ①今までのしたい時にいつでも練習出来る環境がどれだけ恵まれていたかということに改めて気づかされました。1年後のオリンピックに向けた今後のスケジュールや選手選考についてなにもわからないので、今できることをやるしかないと思っています。一刻も早く世界中で感染が収まることを願っています。

 ②もちろん残念な気持ちや戸惑いは大きいですが人の命には変えられないと思います。1年後に皆が安全に観戦、出場できると嬉しいです。どの選手も1年延期され戸惑いはあると思います。皆同じ条件の中でいかに気持ちと身体を持っていくかが重要になってくると思います。

 ③フェンシングは出場権に関するランキングを決める為のW杯を1つ残した状態です。また、大陸ごとの最終予選も残されています。今のランキングで選考するのか、一からやり直すのか、全く見当もつきません。私はあと一歩で自力での出場権獲得も叶いそうな状況だったのですが、どんな選考になっても与えられた条件の中でまた勝ち取るしかないと考えます。全員が納得する選考というのは不可能に近いかもしれませんができるだけ平等な選考方法になってほしいです。

 

【西藤俊哉(男子フルーレ)】

 ①自分自身が目指してきたオリンピックが延期になったことは残念に思っていますが、まずはこの世界的危機を乗り切って、世界中の人達にとって平和な日々が戻ってくることが最優先だと思います。そして、その後に開催される東京オリンピックはスポーツにとっても、世の中にとっても大きな意味を持つと思うし、僕自身そこで必ず結果を出したいと思います。

 ②開催が1年後になったことで、さらに強くなった自分で世界と戦うことができると思います。アスリートである以上、決められた日程に最大のパフォーマンスを出すことが仕事。今の状況をポジティブに捉え、目標も夢も変わりません。

 ③選手選考については、国際フェンシング連盟、日本フェンシング協会の決定事項待ちです。しかしながら、フェンシングはまだ代表選考試合の全てが終わった訳ではないので、まずは選考についての決定を待って、来る試合に準備をしっかりしていきたいと思います。

 

【東晟良(女子フルーレ)】

①オリンピックが延期されることがあるんだなと、想像もしなかったことに驚いています。世界中のすべての選手が戦い、応援されるからこそオリンピックだと思うので、延期という決定は残念ですが仕方ないと思います。早く世界中が元気になり、オリンピックを気持ちよく楽しめるようになって欲しいです。

②戸惑いもありますが、1年後になったことによってその分レベルアップをすることができる、と前向きにとらえたいと思っています。

③まだ何も決まっていないですが、個人的には一から選考をやり直しという事態はできれば避けてほしいです。今まで積み上げてきたものを信じて、また準備していきたいです。

 

以上

 

PDF版:「東京2020オリンピック大会延期決定に伴う選手コメントについて」

 

※選手コメントに対するお問い合わせは協会広報 shuzai@fencing-jpn.jp にお願いいたします。

 

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